ミシン修理・京田辺市より。
「糸調子が合わない・縫い目がきれいにならない」
そういうお問合せをいただきました。
電話で状況を細かくお聞きして、説明しながらご自身でミシンを操作していただきましたが、
それでは改善せず。
さっそくご持参いただき、その日のうちの修理に取り掛かりました。
◆そもそもミシンの「きれいな縫い目」とは?
ミシンには上糸と下糸(ボビンに巻いた糸)があります。
上糸がミシンの中に入っていって、下糸を拾い上げ、交差することで縫い目を作っていきます。
上糸も下糸も、ある一定の圧力がかかっていてお互いを引っ張り合うようになっています。
その引っ張り具合がちょうど同じだと、上糸と下糸の交差点が縫っている布の厚みの真中にきて、
見た目は表からも裏からもほぼ同じに見えます。
この状態がいわゆる「きれいな縫い目」、糸調子があっている縫い目、ということになります。
◆まずは糸を最初からミシンに掛け直すこと
縫い目がきれいじゃないなぁ・・・と思ったら、とにかく糸をかけなおすこと。
もちろん上糸、下糸、両方とも。
ここでのポイントは2つ。
とてもとても大事なことなのでしっかり書きます。
◎いちから掛け直すこと!
◎押さえ金は必ず上げておくこと!
実はこの2つをしっかり守るだけで、縫い目の問題の7割が解決できてしまいます。
「いちから掛け直す」って意外とやらないんですよ、みなさん。
とくにミシンに慣れてくると、端折っちゃうんです。
それと押さえ金。しっかり説明書には書いてありますよー。
(なぜ押さえ金を上げておかなくてはならないのかは長くなるので後日書きます)
それ以外には、当たり前ですけど、説明書通りに正しく掛けていること。
上糸調子ダイヤルが「4~5」または「標準」、「自動」のいずれかになっていること。
あ、あと、糸やボビンが不良品って場合もあります。(100均とか注意です)
これだけ確認してやり直してもうまくいかないときは、ミシン修理専門ZigZagの出番です。
「なんでやろ~~??」って気軽にお電話くださいませ。
あ、できればミシンの前から電話してくださいね。
電話越しに直す努力をしますから。
◆ミシンの故障だったとしたら・・・
ZigZagに電話くださって操作しても、やっぱり直らなかったら次のような原因が考えられます。
・原因アルアルその1 上糸調子ダイヤルの不具合
・原因アルアルその2 ボビンを受ける内釜(またはボビンケース)の不具合
・原因アルアルその3 針の落ちる穴のキズ(針板の不具合)
・原因アルアルその4 天秤アームのタイミング不良(あるあるってほどじゃないですが)
まだまだほかにもいろいろ考えられるのですが、
こうなってしまったらもう修理しかありません。
◆ミシン修理専門ZigZagで修理したらどれくらい費用が掛かるのか
修理しますね、ということになったらどういう作業をするのか、
あまりご関心はないかもしれませんが一応書きますね(;’∀’)
本体のケースを分解します。
配線やグリス(油)の具合、全体のタイミングや可動部分の焼き付き・錆などがないか
細かく目視しながらクリーニングをします。
問題の部分の調整を行います。
必要な場合は部品交換を行います。
グリスの入れ替え、可動部分への注油。
本体を仮組して全体のバランス、縫い目の確認をします。
組み立てて、しばらく空運転。オイルを循環させて、試し縫い。
ミシン本体を拭き上げます。
以上のような作業をして、さてお代金はというと・・・
平均8,800円です!
平均と書いたのは、場合によって調整部分が多かったり意外と少なかったり、
ミシンの機種によって分解が簡単だったり難しかったり・・・
多少いろいろ出てきて金額が1,100円~2,200円程度前後します。
あ、あと部品交換した場合は部品代がかかりますね。
※詳しくは修理と料金をご覧ください。
◆ミシン修理、無事終了です。
冒頭のお客様のミシン、ブラザーのコンピュータミシンで18年前に購入されたものでしたが、
上糸調子ダイヤルがかなり弱くなってしまっていて全然調整が聞かない状態になっていました。
前述したような作業を行って無事回復。
部品交換もなく、お代金は平均の8,800円となりました。
ミシンのことでわからないことがあれば、お気軽にお問い合わせください!
ミシン修理専門ZigZag
京都府木津川市木津南後背25-51
https://mishin-zigzag.com/
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