ロックミシンの基本的な役割は、生地の裁ち目(ハサミで切った切り口)がほつれてこないようにかがること。
巻きロック、変形巻きロックなどの応用はありますが、わりと単純な役割をこなすミシンです。
普通のミシンとは構造が違い、針とルーパーと呼ばれる剣先上のフック(編み針の役割)で編み目を作り、その中に裁ち目を挟み込んでいくという仕組みになっています。
見た感じも、普通のジグザグでかがるより、なんかしっかりきれいに見えますね。
ロックミシンの縫い目は手触りのしなやかさもあります。
もう一つ、ロックミシンのメリットは「仕上がりの早さ」です。
ジグザグミシンでかがるのと比べると、3倍ぐらい早い!
ジグザグで5分かかるとしたら、ロックでは2分かからないと思います。
生地を切り落としながらということもあるので、本格的な洋裁となると、欠かせないアイテム、ということになります。
ロックミシンを使う前の糸掛けは、うわさどおりちょっと手間がかかります(;’∀’)
(ベビーロックのエアスルー機能のあるロックは別ですが!)
糸掛けさえクリアすれば、布をかがる操作は単純明快。思ったより簡単に感じると思います。
1本針2本糸、1本針3本糸、2本針4本糸はどう違うの?
ロックミシンにはいろいろ仕様の違いがあります。
タイトルの3種類以外にも、5本糸とか、カバーステッチとか、目的によって選ばなければなりません。
でも、一般的なホームソーイングなら基本の3種類から選べば大丈夫です。
1本針3本糸ロックミシン
これが現在は一番一般的なロックミシンです。
裁ち目をかがることが主な仕事。
さらに、最近の機種なら「巻きロック」ができるようになっています。
基本的には、布を縫い合わせる機能はありません。
巻きロックってどうやるの? ~ミシン修理専門ZigZagにいただくご質問~
1本針2本糸ロックミシン
もうあまり作られなくなりました。
役割は3本糸ロックミシンと同じ。
巻きロックはできません。
かがり目は3本より少しシンプル。
糸が少ない分、糸掛けが単純なので根強い人気はありますね。
逆に3本糸に慣れている人には、頼りなく感じるかも。
2本針4本糸ロックミシン
3本糸ロックミシンの機能に加え、縫い合わせができます。
かがりながら縫い合わせができ、しかも縫い目が伸びるので、ニットソーイングがとても手早く簡単に楽しめます。
1本針3本糸ロックとして普段は使用して、必要な時にだけ針を1本増やします。
針に糸を掛けるのは割と簡単なので、切り替えも手間はかかりません。
4本糸と3本糸の市場価格の差は1万円程度。
選ぶのに迷うなら、4本糸をおすすめしておきます。
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