木津川市相楽台のお客様より

JUKIロックミシン・アーチザンの修理のご依頼いただきました。

1本針３本糸のロックミシンですが、糸掛けが比較的シンプルな機種で、私もおすすめしてきたものです。

2本糸・3本糸・4本糸の違いについてはこちらのブログにて。
巻きロックってどうやるの？　～ミシン修理専門ZigZagにいただくご質問～

縫うと目が飛んでしまい、しかも音が大きくて気になるとのこと。
試し縫いをしてみると、たしかに数センチに一度、ロックの編み目（ミシンでいう縫い目）がほどけてしまいます。
さらに、ギーギーという金属が擦れる嫌な音がしました。

さっそく本体のカバーをすべて外してお手入れを開始。
ロックミシンは回転するパーツの組み合わせでできていて、普通のミシン以上にオイルやグリスをさしてやる必要があります。
生地を裁断しながらかがっていくので繊維の細かいほこりがたっぷり出て、それがオイルを吸ってしまいます。
お聞きしたところ、10年近く何もお手入れしていないとのことでした。

ぎっちり詰まったホコリを丁寧に取り除いて、可動部を洗浄します。
古いオイルやグリスを洗い流した後、新しいものをたっぷり注入。

回転が軽くなり、音も軽快になったところで、タイミング調整。
針と、ルーパーと呼ばれる編針がタイミングよく、しかも適切な距離で交差するようにします。
高速で回転する機械なので、長年使っているとどうしても起こってしまう故障ですね。

最後に本体パーツをきれいに拭いて組み立て直し、試し縫いをして完了です。

お近くだったのですぐにお届けさせていただきました。
お預かりした2日後だったので、とても喜んでいただけたようです。

ありがとうございました(^^♪

ミシンのことでわからないことがあれば、お気軽にお問い合わせください！

ミシン修理専門ZigZag
京都府木津川市木津南後背25-51
https://mishin-zigzag.com/

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